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2015_07
07
(Tue)00:01

かけおちる

先月から読み貯めてた本の感想も、今日で一段落。
次回の感想アップまで、またちょっと日が空くかも…です(笑)。
それにしても、七夕の日にアップする作品が「かけおちる」とは。
我ながら良いセンスですな(笑)。

さて本日の紹介本。
今、とても気になる時代小説家の一人です。

Amazon 「かけおちる」
kakeoti

総合書店honto 「かけおちる」(文春文庫)

二十二年前、妻と姦夫を成敗した過去を持つ地方藩の執政・阿部重秀。残された娘を育てながら信じる道を進み、窮乏する藩財政を救う秘策をついに編み出した今、“ある事情”ゆえに藩政を退こうとするが―。重秀を襲ういくつもの裏切りと絶望の果て、明らかになる人々の“想い”が胸に響く、感涙の時代長編。


以下感想はおりたたみ。


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2015_03
29
(Sun)00:00

鬼はもとより

今日は温かいですねえ。
なんと当地の気温は20度超えです

ところで先日某番組で、浅田次郎氏が「今でも一日一冊は読む」と言っておられました。
実は以前にも桜庭一樹氏が「一日一冊読了を続けている」と聞いたことがありますが、その時は、そりゃあ彼女は若いから、気力体力ともに充実してますよと、一日一冊読むくらい簡単でしょ~と気にも留めなかったのですが。

確か浅田氏は私より一回り以上年上。
その年齢で、しかも執筆しながら、一日一冊の読書~もちろん自分の本じゃないですよ(笑)~は、凄いことだなあと素直に感心しました。
まあ浅田氏は「一日4~5時間あれば、一冊くらいすぐ読めますよ」とサラリと言ってましたが。
なかなかできることではありませんよ。
特に集中力が衰えている今の私にとっては、一日一冊は厳しい目標です。
でも現在の未読本の量を考えたら、それくらいはしないと読み切れないような気がするんですけどね(笑)。

さて本日の紹介本。
これも初読みの作家さんです。

鬼はもとより (文芸書)鬼はもとより (文芸書)
(2014/09/10)
青山 文平

商品詳細を見る

総合書店honto 「鬼はもとより」

どの藩の経済も傾いてきた寛延三年、藩札掛となった奥脇抄一郎は命を賭すにたる御勤めと確信。飢饉の際、藩が命ずる実体金に合わない多額の藩札刷り増しを拒み、藩札原版を抱え脱藩。江戸で、表向きは万年青売りの浪人、実はフリーの藩札コンサルタントとなった。各藩との仲介は三百石の旗本・深井藤兵衛。次第に、藩札による藩経済そのものを大本から立て直す仕法に至った矢先、東北の最貧小藩から依頼が…。剣は役に立たない時代、武家が穀潰しでなくなる方策とは?三年で赤貧の小藩に活気ある経済状況をもたらしうるか!


以下感想はおりたたみ。


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